こんにちは!ムクロジです♪
私は 派遣社員(現在は産休中)ですが、 先日ようやくiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)に加入しました!証券会社はSBI証券です。
ちょっと時間はかかりますが、それでも加入するメリットはたくさんあると思います。
今回は、私が調べた派遣社員にとってのiDeCoのメリットや、SBI証券の加入手続きの流れなどをご紹介します。
「iDeCoにはこんな商品がオススメ!」「SBI証券が一番オススメ!」という内容の記事ではありません。ご了承ください。
それではご紹介していきます♪
そもそもiDeCoって何?メリットは?
iDeCo(イデコ)は「個人型確定拠出年金」の愛称です。
制度の内容としては、主に
「60歳まで毎月決まった金額、または年間で決まった金額を、投資信託や株式、定額預金などの金融商品へ投資し、受け取る時は年金や一時金として受け取ることが出来る制度」というものです。
主なメリットは以下があげられます。
税制面でのメリットが大きいんだね!!
もっと詳しく知りたい方は、iDeCo公式サイトもチェックしてみてください
派遣社員は加入できるの?
平成29年1月施行の法改正より、加入できる条件が以下のようになりました。
平成29年1月から、基本的に20歳以上60歳未満の全ての方(※)が加入できるようになり、多くの国民の皆様に、より豊かな老後の生活を送っていただくための資産形成方法の一つとして位置づけられています。
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/ (国民年金基金連合HP「イデコって何」より引用
※企業型確定拠出年金に加入している方は、企業型年金規約で個人型確定拠出年金(iDeCo)に同時に加入してよい旨を定めている場合のみ、iDeCoに加入できます。
この時追加されたのは「 第3号被保険者(専業主婦等)」「企業年金加入者(※)」「公務員等共済加入者」 です。 (※ 企業型確定拠出年金の加入者については、企業型年金規約でiDeCoに加入できることを定めている場合のみiDeCoに加入できます)
つまり、ほぼ全ての人が加入できる(可能性のある)ということになりました。よって、派遣社員(60歳未満)も加入ができます。
たとえば、扶養に入らず「第2号被保険者」として厚生年金に加入している場合は「企業年金加入者」として、
扶養内で働いている場合は 「 第3号被保険者(専業主婦等)」 としてiDeCoを利用できることになりました。
派遣社員は不安定。自分で資産形成を
私の場合は、第2号被保険者として厚生年金に加入している派遣社員です。派遣元に企業年金制度はなく、旦那さんの扶養には入っていません。確かにフルタイムで働いてはいますが、年収や福利厚生は正社員に比べると相当低いです。
月々の給与はそんなに変わらなくても、派遣社員はボーナスは無し、退職金や福利厚生だってもちろんない。
さらに、いつ解雇されるか分からないというリスクまであります。
それを承知であえて派遣を選ぶ人ももちろんいます。
我が家の場合は、旦那さんが転勤族のため、私の働き方を派遣社員+フリーランスのお仕事(Webライターやデザイン)をするという形がベストだと思っています。今のところ正社員になる予定はありませんので、やっぱり当分派遣社員のままという選択を取ります。
それだけに、今回iDeCoに加入して、少しでも資産形成&節税をすることは、長い目で見てもとても重要だなと思っています。
単純に考えてみても、所得税・住民税が減額されること、利益に税金がかからないことなどを考えても、ただ金融機関の普通口座に預けっぱなしにしておくよりはるかにお得です。
今回は、第2子の産休中でまとまった時間ができたため、ようやくiDeCoの申し込みができたって感じです!
【補足】派遣会社に企業年金制度があるかどうか確認
あまり聞いたことはありませんが、派遣会社が企業年金制度を取り入れている場合もあるかも知れません。
もしその場合は、派遣会社の規定により、iDeCoの利用条件が変わってくる場合があります。
ひと月の掛金上限が変わったり、加入の可否にも制限があるかも知れません。
もし心配なら、一旦派遣会社に確認したほうがいいでしょう。
ちなみに私の場合は、過去に所属したことのある派遣会社にはすべて制度はありませんでした。
派遣元が変わる・転職する場合
派遣元が変わったり、別の雇用形態で転職する場合は手続きが必要です。しかし、iDeCoを退会する必要はありません。
調べてみた結果、「加入者登録事業所変更届」と再度「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」(※新しい事業主)を準備し、金融機関へ報告する必要があるようです。
専業主婦などになる場合は「第3号被保険者」として加入継続することもできます。
加入手続きはどんな流れ?【SBI証券の場合】
今回私が加入したのはSBI証券です。ですのでSBI証券の場合の加入手続きの流れをご紹介します。
まずHPより資料請求
まず資料請求をしましょう!SBI証券のHPから、住所などの必要事項を入力して申請ができます。公式HPは下記からどうぞ!
事業主(派遣元)に必要書類に記入依頼
書類が届いたら、中身を開封してみましょう。
パンフレットと一緒に、申込用紙一式が入っています。
どちらかというと、「どんな商品に投資すればいいか」などを調べるための「資料」ではなく、iDeCoの制度やしくみについてのパンフレットです (※2019年8月時点での形式です)
記入すべき書類は沢山ありますが、
「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」 という書類は自分で書いてはいけません。題名の通り、事業主に記入してもらう必要があります。
【注意】派遣先でなく派遣元(派遣会社)に記入を依頼すること
ここで注意すべきは、いまお勤めの派遣先ではなく、派遣元の派遣会社に記入を依頼するということです。あくまであなたの雇用主は所属している派遣会社になりますので、派遣会社の担当者に問い合わせるか、担当部署にお願いしましょう。
私の場合は、所属している派遣会社に証明書を作成する部署があり、そちらに郵送しました。
【おすすめ】書類が戻ってくるまでに何に投資するか考えておく
私の場合は、派遣会社に書類記入を依頼してから戻ってくるまで、2週間近くかかりました。
届いた時にはちょっと忘れかけてたよね(笑)
急ぎじゃなければ、この間、どんな商品に投資するかを考えておくといいと思います!
SBI証券のHPや、金融系のブログやサイトで様々な投資商品が紹介されていますので、ご自分の考え方に合ったものを探してみてくださいね!
ちなみに私は、他に持っている金融商品との兼ね合いもあり、iDeCoは100%株式に投資するというアセットです。この期間にいろいろ調べてみて決めました。
その他書類と一緒にSBI証券へ郵送
「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」 が派遣元から返送されたら、その他申込用紙と一緒に、SBI証券へ郵送します。
申込用紙とは 「個人型加入申込書」 というものであり、主に下記の内容を記入します。
「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」 と合わせて一つの冊子になっているので、一枚ずつめくって間違いのないように記入していきましょう (※2019年8月時点での形式です)
- 氏名などのご自身の基本情報
- 掛金額
- 納付方法(毎月定額か、年間で金額や月を指定して拠出するか)
- 過去の個人年金の加入履歴
- 引落する金融機関の口座情報
- どの商品に何割投資するか ほか
さらに、ご自身の本人確認書類のコピーを同封し、付属の返信用封筒に入れて投函すれば終了です!
手続き完了まで1~2ヶ月かかる
ここまでもかなり時間がかかっていますが、金融機関に必要書類を提出してから、実際に手続きが完了し運用が始まるのは1~2ヶ月後になります。結構かかるものですね。。
私自身もまだ、手続き完了の通知を待っています。
ただ、投函から約1週間後に、SBI証券から「書類を受理しました」という主旨のメールが到着し、こちらに「国民年金基金連合会で加入資格等の確認」を行うと書かれていました。
もし不備があったり、加入資格がなかったりする場合、また連絡がくるということですね!
8月の初めに書類を送ったから、実際に運用が始まるのは10月頃になるのかな?
【追記】手続き完了通知が届きました!
10月の半ばに「子機民年金基金連合会」から
- 個人型年金加入確認通知書(証書みたいなもの)
- 掛金納付及び引落しについてのお知らせ(納付方法や拠出額・問い合わせ先などが明記)
- 個人型年金規約(冊子)
- 加入者・運用指図写の手引き(冊子)
などが郵送されてきました(^^)無事手続き完了です!
【注意】自分で掛け金や移換金の配分を設定しなければならない!
これらの通知と一緒にSBI証券のiDeCo管理サイトの案内である、「ID・初期パスワードのお知らせ」という紙が入っていましたが、
- すぐにWEBサイトにログインし、パスワードとメールアドレスの登録をすること
- 掛金および移換金の運用商品の配分設定が必要(※移換金は対象者のみ)
と書かれていました。
つまり、「管理画面から自分で運用したい商品と割合を入力してね」ということのようです!
ここまで時間かけといて、設定は自分でやれというんかい!?
正直こんなふうに思っちゃいました笑
「移換金」とは「他の確定拠出年等からの移換資産」(引用元 :初期設定の方法|SBIベネフィットシステム)
のこと。要するに、「転職などをした場合、前の勤め先で拠出していた確定拠出年金をSBIに移動させたとき、何をどれくらいの割合で配分しますか?」ということを決めるらしいです。
私はもちろん初iDeCoなので、移動させる資産はありません。よって、設定しませんでした。
入力はカンタンでした
私が入力したのは資産配分の割合のみ。上記リンクの 初期設定の方法|SBIベネフィットシステム) を見ながら作業したら、すぐできました。
ちなみに、配分指定を忘れると、3か月目に改めて通知がいき、それでも指定しなかった場合2週間の猶予を経てからSBI証券が定める「指定運用商品」(※入力がなかったらこれを買います、とSBIが定めている商品)を自動的に購入されてしまうそう。
うっかり忘れないように、届いたらすぐやるのがいいと思います!
【迷ってる方へ】知ってた?iDeCoはこんなことも出来る!
加入後でも商品や投資割合を変更できる!
私自身、iDeCoに加入する前はすごく懐疑的でした。
そもそも、iDeCoは預金とは違い、自己責任が前提の確定拠出年金です。なんだかそれがすごくプレッシャーでしたし、しかもなぜか「一度決めたアセットは変更できない」と思い込んでおりました。。
いくら節税になるとはいえ、60歳まで引き出せないなら絶対損したくない!
だから何に投資するか、猛勉強してしっかり決めなくちゃ!間違いは許されない!!(><)
確かに、どんな商品に投資するかはとても大切ですが、
一度決めた商品や割合を変更できないなんてことはありません。どちらも後から変更することができます。
配分変更・またはスイッチングという方法
SBI証券でそのようなことをやる場合、主に「配分変更(同じ商品だけど、割合を変えたい)」と「スイッチング(商品自体を変更したい)」という2つの方法があります。
それぞれマイページ上などで変更することができるようです。
注意点としては、スイッチングは「変えたい商品をいったん売却し、そのお金で新たな商品を購入する」という流れになるので、売却する商品によっては売却手数料などがかかってしまうことがある点です。
配分変更とスイッチング自体に手数料はかからないようです(^^) (※2019年8月時点での情報です)
iDeCoは意外と柔軟!
これを知った時「あ。。。変更できるんだ」と、一気に加入へのハードルが下がったように思います。
その他にも、もし拠出が難しくなったら掛金をストップ(休止)することができたりと(運用自体は続く)、意外と柔軟なことが分かりました。もし「○○がネックだからやりたくない」などと思っていることがある方は、一度調べてみるといいかも。意外なことが分かって、ハードルが下がるかも知れません。
iDeCoの公式サイトがやはり分かりやすいと思います⇒ iDeCo公式サイトへ
個人的にとても参考にしているのが、「たあんと」というお金のプロの方々が監修しているサイトです。
つみたてNISAなどの他の制度の情報も載っています。こちらもぜひ参考にしてみてください⇒ たあんとHPへ
まとめ
今後「国の年金制度」だけで老後を暮らしていくことは不可能であることは明白です。
例の政治家の「貯蓄2000万が必要」という発言はある意味出るべくして出たものです。さらに、 2019年10月からは消費税10%になります。国民の負担は増え続けているのに、金利は超低金利のまま。 今までより一層「資産形成」への重みが増してきているといえます。
特に派遣社員の場合、正社員に比べて格段に不安定で保証も少ないです。
使える制度はしっかり利用し、少しでも将来の不安をなくすべきだと思います。
自分の老後のお金は自分で用意する、という覚悟
私の場合、自分達の老後の心配もありますが、なにより子ども達が大人になった時のことを考えると、とても不安になります。
娘たちが大人になった時、私達よりも大変な負担を背負わせてしまうのではないか、そんな気持ちが大きいです。
しかし、不安に思ってるだけでは仕方ない、不満を募らせているだけではダメだと思っています。
使える制度を駆使し、しっかりお金の勉強をして、できる限り将来に備え努力をする。
その準備の一つとしてiDeCoを利用するべきだと考えます。
iDeCoに加入したから安心、ということでもない
色々な手続きが終わってホッとして、「iDeCoにも加入したし、もう老後は安心ね!」なんて思ってしまったら駄目ですよ!
資産形成をするには様々な方向からアプローチをとる必要があります。
つみたてNISA、投資信託など、子育て世代などにピッタリなしくみはまだまだあります。
私自身も勉強中です。
何も億万長者になろうとするわけではありません。ニガテ意識を持たず、きちんとしくみを理解していけば、漠然とした不安もなっていくと思います(^^)そのお手伝いがこのブログでできたら幸いです
いずれこちらのブログでもご紹介していきたいと思います♪
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